「リール破損による 事故についての報告」

平成18年6月4日の釣行記録
【釣行日】 6月4日(日)
【場所】  シンズシロ

全員でシンズシロへ。
昨日の午前中に地元泳がせ釣りの人がカンパチをばらした情報あり。
単独でルアーを始めた。
高場より10投ほどしたところでガツンときた。
何度かのされては糸を出しレバーが利かず煙がでる。
その時ローターのベールの付け根が弾け私の唇の下に直撃。
シャツとウエアが鮮血に染まってゆく。
しかし魚はまだ付いており首藤氏のリール本体を借りやりとり再開。
上がってきたのはカンパチ(62センチ/2キロ)。

【全体釣果】
尾長メジナ45センチを頭に10尾、クチブトメジナ2尾、
トビウオ、ムロアジ、ダツ、イスズミ、ギンユゴイ、オヤビッチャ、
イシガキフグ。

【安全釣行の心得】
磯釣り時はフルフェイスのヘルメットをかぶりましょう。


怪我は唇の下2箇所 口の中1箇所にベールの付け根(上部写真)の2箇所が強くぶつかり出血した。 同行者は私の出血を見て引いているのが分かった(笑)。 皆、微妙な口数だったのを記憶している。 血のせいで傷口の大きさ、程度が見えなかった為だろう。 怪我をしたこともそうではあるが適正使用において破損したことが問題であると思い メーカーの見解を聞くこととした。 普通に考えれば 1,糸が切れる、 2,竿が折れる、 リールの破損は最後であろう。 魚は2キロ、引きの強さは言うまでもない魚種。 でもたった2キロである。 「リールはダイワ製トーナメントZ3000LBC 道糸ダイワ/アストロン5号 メタルジグ直結」

 

6月5日 ダイワ精工のお客様センターに事の次第を電話で連絡。
メーカー・・・怪我の心配とともにリールを預かると言った。
        着払いの郵送か釣具店に持ち込んでくださいとの事。
        近くのフィッシャーマン立川店に預ける。

6月6日 製造の品質管理の人よりお見舞い(?)、お詫び(?)の電話あり。

6月9日 メーカーの営業担当より電話。
電話で内容を話したが急遽会うことになり店で待ち合わせた。

      無償修理の上、菓子折り、粗品をいただいた。       

「メーカーの見解」
想定外のローターの回転(逆回転)が起こった場合、強度が著しく低下する。
過去に同様の破損事例がいくつかある。
いずれの場合も回転時の破損(ブレーキが利いていない時※1)と考えられる。
※1 レバーは握っているが利き目の程度が低下している時。
実際に摩擦により煙が見えた。
ベールに対し、何キロまでが耐えうるかについては 回転していることにより数値データが取れない。

役立つ情報とは言えないかもしれないが 事故(破損)の事例としては、今後の参考になるだろう。

今回は不運なアクシデントであり予想は不可能であった。
メーカーの対応は迅速であり誠実であったと言える。
営業担当とは個人的な関係ができたので 製品に対する意見、アイデアを提供し
より良い釣り道具を販売してもらいたいと思う。

今後またこのような場面に遭遇したときは ちょっとビビるかも知れないが。